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2日続けてのダンス公演(今回は演劇もあり)
ここ1〜2年、お互いの企画に呼ばれたり呼んだりさせて頂いている福島さん主宰のイベント。
ダンス主体ではあるが、くるもの拒まず今回は演劇(一人芝居)と多彩な出演者。
ダンス7組はどれも別の角度からのアプローチと個性豊かで真摯に創り込まれている印象を持った。
出だしのパフォーマンスに度肝を抜かれました。2日連続、とある共通点。
自分をさらけ出すこと、ここにあることを見つめ直し、いま存在することを肯定し否定し、そして覚悟をもって表現すること。
素晴らしかったし美しかった。
熊本から来られた彼女。確か昨年も出演予定だったが直前の地震でかなわず、でも今年は参加出来てよかった。※まだまだ苦労は続いているのだろうけど
明るくポジティブでシニカルで以前何かで観たときより(Youtubeでしか観たことなかったけどなぜか印象に残っていた….)歯切れ良い演技。
呼吸と光と音と場所の踊り。生命の芽生え。
マツミくんの音との調和。
次が大問題作。一人芝居。
なんじゃこりゃあ〜
喜怒哀楽と観客を巻き込んでのパフォーマンス。
そして途中で倫子さんも呼ばれての大名作演技。
笑うしかないでしょう。
二年ほど前だったかお二人のダンスと共演させていただいたことがあってその片鱗を感じさせながらも
(僕の音があると内面的なものと外に向かっていくものが同居するかのようだったが、その音がないぶん)もっと内面を問い、問われるダンス。
でも、赤い泥々で床と顔と身体を塗りたくる姿がなんだかとっても好きだった。
こちらもMagnet Roomで知り合った彼女。案外共通の知り合いがたくさんいるのにびっくりしていたけど、(ワークショップ除けば)パフォーマンス見るのは初。
二胡の音色は朗々と奏でるイメージを予想していたのだけど、そうではなく、バックの音源にときおり思いついたように絡まっていくような演奏。
役者さんもされているだけあってその表情の豊かさに引き寄せられていく。
いまさら解説を読んでそういう作品だったのか〜といがいに納得。
若い二人の(今回の中では一番)ダンスっぽい作品。
ダンスも儚いものと解説には書いてあるけれど、だからこそ見る価値があるんじゃないかと思った。
途中の瞬間衣装変換技が鮮やかだったしそのあとの色も鮮やかだった。
最後。もってぃの自己ダンスの解説付き自己ダンス。笑
この演目がイベントの最後に来るのがなかなか楽しい。
コンテンポラリーダンスでは、名前を身体で表すのが定番だというなかなかレアな知識も知ることが出来たり、
解説がついたことで内面と動きのシンクロがより具体的に楽しくなる。
表情もとっても豊か。
◯ダンサーさんは演者であり、コンテンポラリーダンスと演劇の境界はますますなくなることを実感。
◯そして、こういった企画を個人で続けていくことは本当にすごいことだと思う。褒め過ぎなので調子に乗らないように。笑
◯こういうイベントから例えば自主公演するようなそんな人達が出てくると良いなあ、ということを思いながら家まで歩いて帰ったので二日酔いは和らいだのであった。
◯ちなみに最後、みんなで踊りましょう、というのはどうも苦手なんです。すんません。
※感想の長短は、印象に残った残らないとか良い悪い等には全く関係ありません。文字にする能力はこんなもんです。
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Magnet Room.07「ダンスと演劇のパフォーマンス」
2017/4/23
リノベーションミュージアム冷泉荘
・福島由美『ココニアルコト。』
・RIKAKO『鼻、脱走』
・小笠原萌『山の言祝ぎ』 w/マツミシンノスケ
・The ちゃぶ台(木内里美)『とめばぁさんのある一日』
・兒玉義光×福島由美『ひとり独り』
・小湊倫子×福島智恵子『蟹とフローレンス』
・楽描(宮原佑香、水上初佳)『儚く、永遠に・・・』
・山本泰輔『躍る170423』
【照明】
出田浩志(Stage Lighting 大黒屋)
【STAFF】
樋口あさみ/安野聡子
【デザイン】
SAORI