この記事は公開から7年、最終更新日からも7年経過しています。内容が古くなっている可能性があります。
衰退する文化から学ぶこと。
芸術と芸能の境界線。
猥雑なものの人間らしさ。
ギャラリー ルーモで時々こういった時代を感じさせる展示があって、
ふとトークショーのことがtwitterで目に留まり、すでに「満席となったが座席配置を工夫することで追加募集」との告知を見て速攻メール。笑
キャバレーという単語は聞いたことはあったけど行ったことはないし、
存在しているのかしていないかさえも知らず(実際には福岡県下にはもうないとのこと)
キャバレーというお店の中で何が行われていたのかはもちろん全く知らなかった。
キャバレーにアダジオ(男女混声のダンスユニット)として出演されていた(そしてキャバレーからリゾートホテルや宴会場でのパフォーマンスなどに移行されていったらしい)ユニット、ザ・インパルスの木村ご夫妻のトークイベントのお話が面白いこと面白いこと。
写真だけでも貴重なのに、それらがどんなパフォーマンスでどんな背景で誕生したかの秘話や、
キャバレーの営業の一部(ビッグバンドによる生演奏、お客さんを接待するために勉強熱心であったホステスさん、さらには、託児所もあったという現在の保育所不足からは想像も出来ないびっくりな話しとか)を当時の一流ダンサーユニットお二人の生の声が聞けて、会場は大きな拍手で包まれました。
どこかの宴会場で行われたパフォーマンスのビデオが見れたのがとても貴重だったし、リフトの演目がひたすら素晴らしく、衣装や音楽の裏話も色々聞けた。
知り合いも何人か来ていて、また、前方右には艶やかな着物姿の3人の女性が美しく(うち一人は久しぶりに再会!)、年齢、男女関係なく満員でした。
書ききれないので、このあたりで。
あとは撮影自由な会場の様子を。
展覧会自体は5/21まで開催中とのこと。
ベラミ山荘にも行ってみたい。
——–
キャバレーベラミの記憶展
5.9.tue-5.21.sun
※定休日:5/15(月)
昭和40年代に全盛を誇った北九州市・若松のキャバレー、ベラミ。高塔山に現存する旧従業員寮跡が、近年『ベラミ山荘』として復活、そこから発掘された貴重な資料や1,000枚以上に及ぶ出演者の写真を一挙大公開!失われた昭和のショービジネスの世界とキャバレー文化を回顧する貴重な展示です。どうぞこの機会をお見逃しなく!
「私が見たキャバレーと
昭和のショービジネスの世界」
5月13日(土)
出演 | 木村 勝見 氏 (元・日劇ダンシングチーム~ザ・インパルス)、木村 タツ子 さん(元・ザ・インパルス)
司会・寺井到
ゲスト・都築響一
gallery LUMO ギャラリー ルーモ|LUMO BOOKS and WORKS|福岡