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よーいどん☆
前半の前半。空間が支配的でアーチストたちは空間創りを(悪く言えば)強いられていたし、(良く言えば)(art space tetraという)空間の魅力をどう表出していくのだろうという期待を持つことが出来た。
tetraのカウンターの方から聴こえてくる物音(パフォーマの1人が出す音)は、トークでは、「音」という視点で捉えられていたけれど、「音」よりも僕にとっては、視野を広げるきっかけになった。手元で繰り広げられるパフォーマンスではあったけれど、見えないところ(もしくは注目していなかったところ)でも何か起こるかもしれないというワクワク感。
前半の後半。河合さんが冷静に壊れていく様が本当面白かった。
確かにこの手のライブイベントで「笑う」とは思いもよらなかった。
後半、だんだんと、アーチストの個性が発揮されていく。(ただ単に僕がそう思っただけかもしれない)
抑制された中で、
それに従うもの
それに反発するもの
声を出すもの
無言のもの
観客の中に入ってくるもの
観客との境界線でとどまるもの(物理的な意味で)
空間とアーチスト
照明と動き
音と動き
日常と非日常
聴いている僕
観ている僕
呼吸をしている僕
終わります。
今までにたくさんの音楽や踊りの即興公演を観たり、聴いたり、演ったりしてきたけれど、
いつもの公演から得られるものとは違う何かを感じて帰る。
何かについてはうまく説明できないけれど、「空間」という単語が気になっています。
アフタートークもあってフレンドリーなイベントだったと思う。
(当日終演直後のtweetより)
空間を創っていく表現から個々の個性が段々表出していく表現への変化☆
— nakamurayuji (@neco_ug) 2014, 2月 11
2014/2/11(火・祝)
企画:art space tetra & DEVIATE.CO
出演者
河合拓始/Takuji Kawai
(ピアニスト/即興演奏家/作曲家)
緒方祐香/Yuka Ogata
(Dance/金粉ショーチームThe NOBEBO)
小池陽子/YokoKoike
(Dance,振付家,指導者)
石井則仁/Norihito Ishii
(Dance,山海塾)