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人、空間、壁、広さ、高さ、材質、形。
そして、恐らくは自分自身の聴覚、さらにはその日のメンタル、フィジカルの状態。
それらの違いによる「音」の違いを体験する事で、日頃いかに流されて生活しているのかということを改めて認識させられる。
ドライブと言いつつこの日は本州に上陸したあたりで日が暮れ、ドライブの楽しみは翌日へ。
一年振りのYCAM。
暗転し渡されたヘッドフォン。
オレンジの色だったか……..
そこで組み立てられていくかのようなサウンドたち。
音はリアルに右から左へ、上から下へ、前から後ろへ移動する。
でもそんな音たちもどこかに吸い込まれていくかのようだ。
無駄な音は省き極限まで研ぎ澄まされた音、声。
会場のほぼ全体を覆う布が頭にあたっているなんて最初は気づかなかった。
そういう音がなっているんだろうと思っていた。
この布の意味について考える。
意味?ないのか?
宿題にするのはいやだから宿題にはしないけど、時折このブログを読み返すと、あの布のことを思い出すのだろう。
それと、細井美裕、石若駿の名前を刻んでおこう(石若駿は僕の中ではあまりに有名なvibraphone奏者でもある)
2019.11.16
Sound Mine|山口情報芸術センター[YCAM]
細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース
Sound Mine