ゼロシナリオを支持します〜2030年日本のエネルギー政策パブリックコメント

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この記事は公開から11年、最終更新日からも6年経過しています。内容が古くなっている可能性があります。

2030年を見据えた日本のエネルギー政策についてパブリックコメントが募集されています〜8/12までだそうです

私も投稿しました☆

以前、twitterにも投稿した内容をもう一度引用します。

原発の事故は原発の安全性に関するデメリットを隠蔽してきたから起きたものだということを冷静に考えれば、
脱原発のための色々な施策のデメリットにも目を向けなければいけないという事は当然だと思うのですが、案外忘れ去られている事に危惧を感じています。

もちろん、デメリットがあるから否定するというわけでなく、デメリットがあるのなら、それを減らす方法を検討するとか、デメリットを許容するという選択肢もあるわけでして、そこを追求するための技術開発や意識改革は当然継続していくべきだと思うのです。

従って、ここ1年ぐらいは現実的な選択をしますが、20年後だから願望で書きますよ。シナリオの確度もはっきり言って判断できないですし☆

というわけで、以下が私がパブリックコメントした内容の全文。
まあ、もう出尽くしてる言葉が満載ですが!
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【概要】
ゼロシナリオを支持します。
転換すべき。
安全、環境、わかりやすさにおいて自然エネルギーが有利。
経済面;自然エネルギーのデメリット解決により新しい枠組の社会、産業の創出の一歩になりうる。

【意見及びその理由】
ゼロシナリオを支持します。
今すぐは難しいとしても20年かけて転換すべき。
安全面、環境面、わかりやすさにおいて自然エネルギーが有利。
経済面についても、自然エネルギーのデメリットを解決していく事で新しい枠組みの社会、産業の創出の一歩になりうる。

(1)実現するためにはこのシナリオにも書かれているように大変な困難(経済的コスト含む)があると思っていますが、その困難を乗り越えるためにこのシナリオでは余り言及されていない下記のような施策を進められないでしょうか?これらを組み合わせることで(専門家ではないので数値的根拠までは示せませんが)少しでも早く原発に依存しない社会になる事を期待しています。もちろんそれを実現するために協力はしていきたいと思います。

・発送電分離等による自由競争の加速(市場の選択の自由)などで民間に委ねる部分を増やす。
・技術開発による発電効率向上、及び、環境負荷低減
・見える化により節電意識を加速させる事による電力消費量自体の抑制。
・節電量に応じて価格が安くなるような仕組みの導入。※節電すれば新規の発電所建設費が抑えられるという観点で。
・持ち家だけでなく賃貸住宅でも自然エネルギー導入を実現できるような仕組み
・今回は電力消費量(kWh)でのシナリオ算定のため直接的な意味は無いかもしれませんが、蓄電技術開発によりピークカットを促す事で、電力供給のさらなる安定化を図る。
・原発に依存している企業、自治体、人などへの何らかの支援を行う。※廃炉事業、使用済核燃料の廃棄問題に取り組むなど。もちろんその企業、自治体、人の素性、特性が合致するとは限らないのは百も承知です、ただ、今すぐなら痛みは大きいですが20年を経ることが前提であれば痛みを小さくすることは可能ではないでしょうか?

(2)シナリオの間違った情報の可能性について下記の情報公開を求めます。
・原発は化石燃料依存度を下げるという効果を強調しているようですが、その一方で使用済核燃料の問題を考えるとクリーンなエネルギーとは言いがたいということ。

(3)その他
・どの電気供給方法に関してもメリット、デメリットがあると思うのですが、そういった情報の徹底公開が今後ますます重要になると思います。
・実現するには財源が必要と思います。従来は、発展を前提とした箱モノや設備に対する投資が主でしたが、お金の使い方に関しても選択と集中など再考の必要があると思います。安全、安心、健康、クリーンなもの、そして、ものから情報への価値転換など。

以上、少しでも参考になれば幸いです。
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