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めっちゃ面白かった。
世の中では、自民党総裁が決まったこの日。
起
パワハラとは、モラハラとは、DVとは、病気とは、
前半、現在社会で問題になっている、ネガティブな展開が重く感じた。
でもここからどのようにこの重い展開を払拭していくのだろうか。
という期待と不安。
でもその場面に対する問題意識を共有することで確実に物語に引き込まれていく。
承
と、ここで、リズミカルな展開
移民とは、難民とは、人権とは。
その背後にある苦労、困難を時折ひきづるが陽気なキャラクターが
場面にアクセントを加えここでさらに引き込まれていく。
でもぶっちゃけバットで殴ってはダメだよ、と思いながら
それは演劇のファンタジー。
転
陽気なキャラクターと落ち込んでいたキャラクター
陰湿なキャラクター、そして、見守る感じのキャラクター(彼は元々はピザの配達員だったはずだけど笑)
4人の世界に
また新たな登場人物が。
そこにはある意味正義、権力を振り翳しつつも
垣間見える人間らしさ
ここで劇場的な笑いや苦笑いの場面が増えて物語がさらに進んでいく
それと同時に落ち込んでいたキャラクターが徐々に自由を得ていく。
しかしその一方で陽気なキャラクターに突きつけられた現実、そして身の危険。
さらにそこに付け込もうとする公権力の不正。
でも、その不正は信念によって拒絶される(よかった)
結
正義とは権力とは。
戦争とは平和とは
人権とは自由とは
いろいろな可能性と
その一方で困難な制約と
それらへの答えは見出すことができないけれど
それらに立ち向かうことで得られる自由。
このあたりで物語は終わったのかな。
脚本を購入すればそのあとの展開も書かれているという。
よりより なこととそうでないこと
日頃、「戦」という漢字があまり好きでないのですが、(戦わなくて良いことを戦いという言葉を使ったりそういうことがですね)、そして人生生活のあらゆる局面で白黒とか勝ち負けとかそういうのも苦手なのですが、
各人物は、戦わざるを得ない状況がありました。
あーここでは戦うという言葉もしっくりくるな。と。
上記は、終演後に投じたXの投稿を加筆修正して振り返っています。
世の中では、自民党総裁が決まったこの日。
移民とは、難民とは、パワハラとは、モラハラとは、DVとは、病気とは、健康とは、
できないこととできること
一方でリズミカルな展開、時折苦笑い(楽しい意味です)を誘う台詞めっちゃ面白かった。#いのちの洗濯劇場#よりよりな日 https://t.co/sju0XLNauL
— nakamurayuji (@neco_ug) October 4, 2025
当日は午前中の用事をすませ、ばたばたで家を出発したものの大雨。
開演2-3分前に到着したが、約5分押しているとのことでゆっくり準備してくださいとの配慮に感謝。
配布された当日パンフレットと福岡演劇あるあるのフライヤーの束。
その束をリュックに片付けて観覧すればよかったのだけれど
濡れたボトムスの膝の上にその束を揃え
その上にこれまた濡れたリュックを置いて
観覧。
終演後には当日パンフレットが濡れてよりよりではなくよれよれになっておりました。笑
終演後には雨も小降りになっており運が悪かったのかなとも思ったが
それ以上に演劇の良さがプラスに働きこの日は良い一日だったと思います。
20251004
いのちの洗濯劇場「よりよりな日」九州戯曲賞最終候補作品
作:升 孝一郎
演出:こぺし(サンピリ)
ドラマターグ:黒澤世莉
2025年
10/4(土)14:00
ぽんプラザホール
▼あらすじ
登茂子は鬱のために休職し家に閉じこもるようになった
彼女の部屋に恋人が毎日やって来るが
その優しさの裏にひそむ支配と暴力に
登茂子の心はすり減るばかりだった
ある夕暮れ恋人からの暴力に晒された登茂子の前に窓から現れたのは
一本の金属バットを手にした少数民族ゼゴタロ人の少女セマイだった
言葉も文化も違う彼女は遠い祖国での迫害から逃れこの国に命からがらやって来た
彼女の行動が登茂子の静かに沈んでいた世界に風穴を開ける壊れかけた日常の中でセマイとの出会いをきっかけに登茂子が見つけていく小さな希望と生きる力
社会のひずみの中で交差する二人の女性が
よりよりを求める物語
【出演者】
清水理絵
山中祐里(劇団HallBrothers)
稲益康朗(流動体ケミカルドランカー)
玩人
阿部日奈実
薔薇園花江(いのちの洗濯劇場)
別府由利子
【スタッフ】
脚本・舞台監督・チラシデザイン・舞台美術:
升孝一郎
演出・舞台美術:こぺし
ドラマターグ:黒澤世莉
舞台監督補佐:別府由利子
照明:出田浩志
存在:大谷豪
動作安全指導:イモトサチエ
制作:平埜香里





