この記事は公開から7年、最終更新日からも7年経過しています。内容が古くなっている可能性があります。
様々な要素が詰まってた。
少し、詰め込みすぎな気もしたけれど、終わってみれば2時間以上、集中して観劇できました。
ドタバタ、生きることと死ぬことと、
家族、男女、親子、兄弟姉妹、映画、飲み屋、邸宅、
夢とお金、借金。
結婚、離婚、大学、社会。
そして「凄い金魚」
「凄い金魚」という題名が何のメタファーなのか?
想像してみるのも楽しいかもしれません。
詰め込み過ぎな面も、
この間合いというかテンポ間に助けられ、
お腹いっぱいにはならず良いボリューム感でふわっと笑わせてもらいました。
テンポ感は意図的なのかな?
前半はある種のテンポ感の悪さを感じていたのだけど、それは後半に進むにつれ僕の気持ちと同期してきた印象。
そんな中、峰尾さんのスパイス的で変化球的な演技(役どころ)が全体を引き締める感じがした。
なんかこう、ゆるいのだけど、切り込んでくるというか。
それで、観劇の楽しさがプラスの方向に向いたのかもしれません。
さらに、老若男女な出演陣の幅広さが、なんだか社会の構図を縮小しているかのようで。
これはこれだけの出演者がいるからこそなのかもしれないです。
終盤の、予想外な場面転換、ハッとする、お、そうきたか、という設定ではあるけれど、それは決して劇的ではなく、むしろこれくらいの当たり前さというのも良かった気がします。
じわじわ来るかもね☆
——–
劇団マニアック先生シアター第14回本公演
『凄い金魚』
作:鈴木聡 演出:山口ミチロウ
ぽんプラザホール
[出演]
押淵絢子 永幡桂子 るみ
石橋半零(綜合藝能座家 下衆會)
野良杉太(綜合藝能座家 下衆會)
光安和幸
中山ヨシロヲ(さくら組)
峰尾かおり
長沼里佳
篠田昌人(劇団ピロシキマン)
梅田剛利(劇団翔空間)
西山太一
加藤久美子
おおふちゆういちろう
進藤祐行(劇団ひまわり)
[スタッフ]
照明プラン:荒巻久登
照明オペ:桑野友里
音響:神浦貴美子
舞台監督:別府由利子
舞台装置:中島信和(兄弟船)
題字:坂本京
制作:山口典子
演出室:押淵絢子 小川環樹