超絶久しぶりにコンテンポラリーダンスの公演を観覧。
それぞれの物語が、
それぞれのコンセプトで
それぞれの内なる感情が
それぞれの動きで
下田絢香さん
色々な場面が色々なアプローチで登場してくる
楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと、辛いこと、幸せなこと。
子供さんたちが書いたとのダボっとした洋服にいろいろな要素が詰まっていて
それもわたし、これもわたし
という言葉もうなづけた。
山本泰輔さん/福田智子さん
二人の身体的関係性の距離感が素晴らしかった。
接触することと、距離を取ること。
いろいろな面が立体的で豊穣だったし、入れ替わり立ち替わりであきさせない。
これこれこれれだよねって感じで、お二人は即興でパフォーマンスされないのだろうか?
百田彩乃さん
いつ以来かわからないくらいのパフォーマンスを観覧。
枠が象徴的。
枠に入ってしまった日常、でもそれを日常においても外そうとすることの試行錯誤。
枠というルール。枠を外すことの自由さ
作成してもらった枠が車に積載可能とのエピソードが微笑ましい。
ダンシロウさん
産みの苦しみ。これは出産シーンのイメージだったのだろうか?
男性がそれを演じることの勇気たるや、そして赤裸々な表現。
後半はなめくじに扮する。なめくじは両性具有らしい。このことも色々な時代背景と共に示唆的。
最後半のうた、そして、なめくじのような退場劇。
ユーモアあふれるパフォーマンス。
日々、生活していく中で正解と思う方を選択していっているつもりだけれでも
それはあとになれば、もしかすると間違いだったかも。
あるいは間違いと思っていたことが
後になると正しいと思えてきたり。
アフターコロナ感満載なのも次への躍動を感じたし
表現者たちはこの3年間本当に、「表現」することに飢えていたのではないのだろうか?
それにしても今日の出演者さんたち、アフタートークで、みなさん言語化がとてもわかりやすくすごくうなづきながら聞いておりました。
10年前福岡にはフリンジフェスとか、踊りに行こうぜ、というイベントがあった。
エクスチェンジ(『交換』)は始まったばかりで規模は上のイベントには及ばないけれど、福岡のコンテンポラリーダンスの層の厚さを感じたイベントだった。
また次回も期待しています。そしてまた即興パフォーマンスでコンテンポラリーダンスの方々ともいろいろ企みたい。
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福岡ダンス エクスチェンジ2023 Cプログラム
福岡ダンスエクスチェンジ
2023.3.11 sat.
福岡、東京をベースに活動しているコンテンポラリーダンサー達による創作作品の発表フェスティバル!
様々な場所でダンスに取り組んで来た多様な経歴を持つダンサー達、振付家達が勢揃いして、“現在”の興味、思考、情熱、身体、を総出力してお届けするコンテンポラリーダンスのオムニバス公演。
SRギャラリー
●Cプログラム 〈オムニバス公演〉
下田絢香
山本泰輔/福田智子
百田彩乃
ダンシロウ
主催:一般社団法人 UTMOST