舞踏公演『こ ぼ る』 #diary

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垣内美希さんのパフォーマンスをいつも気にしていながらなかなか行けてなくて、でもこの日は、舞踏3人という、そして場所も歴史のある箱嶋邸住宅というところで、おまけに、お盆休みだったし、これはいくしかないと。

終演後の感想。

本当に素晴らしかった。

自然音のなか、
静かな所作の中にわずかな動きがあり、でもそれはとても繊細で美しくて。

3人が離れていて、同時に観ることが不可能だったので、身体の向きを変えながら一人一人パフォーマンスを目撃する。
1人に集中していると、見えないところから気配や声が漏れ聞こえてくる。
そして振り返ると、先ほど目撃していた場所からは異なる場所に移動している。
そしてまた、その人のパフォーマンスを目撃する。
舞踏家の視線に注目すると、なかなか気づかない天井の高さや、照明や、ぶら下げたペンダントのようなものが。

気づかないことを気付かさせてくれるようなそんな場面の連続。

たたずむ。
痙攣する。
堂々とする。
やや申し訳なく思う。
不自由な中の自由という存在感。
見上げる。
落とす。
拾う。
視線を傾ける。
見えないところでも踊っているのだろう。

3人は呼応する。
反発する。
通訳する。
解釈する。

圧巻の美しさのラスト。

—–
しばらく自主的なダンサーさんや舞踏家との共演を企画してない(お声がけいただくことはたくさんあってとても感謝していますが)ので連続○回公演とか妄想中。
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舞踏公演『こ ぼ る』

夕暮れに しずかに おどる
こぼれて つたわり あふれでてくるもの

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出演:
園田游
レンカ
垣内美希

日時:
8月12日(日)

会場:箱嶋邸住宅(国登録有形文化財)

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