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垣内美希さんのパフォーマンスをいつも気にしていながらなかなか行けてなくて、でもこの日は、舞踏3人という、そして場所も歴史のある箱嶋邸住宅というところで、おまけに、お盆休みだったし、これはいくしかないと。
終演後の感想。
場所の雰囲気と三人の三者三様の踊りと声が時に呼応し時に対峙し時に反発し時に集まり時に離れ。
素晴らしい公演だった。みた場所が180°(時に360°、時に立体方向にも180°)首を回す必要があり態勢維持に、苦労したけど、それでもラストは圧巻の三人の美しさの中、僕は比較的幸せです。— 中村勇治_8/31IAFSHOP* (@neco_ug) 2018年8月12日
本当に素晴らしかった。
自然音のなか、
静かな所作の中にわずかな動きがあり、でもそれはとても繊細で美しくて。
3人が離れていて、同時に観ることが不可能だったので、身体の向きを変えながら一人一人パフォーマンスを目撃する。
1人に集中していると、見えないところから気配や声が漏れ聞こえてくる。
そして振り返ると、先ほど目撃していた場所からは異なる場所に移動している。
そしてまた、その人のパフォーマンスを目撃する。
舞踏家の視線に注目すると、なかなか気づかない天井の高さや、照明や、ぶら下げたペンダントのようなものが。
たたずむ。
痙攣する。
堂々とする。
やや申し訳なく思う。
不自由な中の自由という存在感。
見上げる。
落とす。
拾う。
視線を傾ける。
見えないところでも踊っているのだろう。
3人は呼応する。
反発する。
通訳する。
解釈する。
圧巻の美しさのラスト。
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しばらく自主的なダンサーさんや舞踏家との共演を企画してない(お声がけいただくことはたくさんあってとても感謝していますが)ので連続○回公演とか妄想中。
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舞踏公演『こ ぼ る』
夕暮れに しずかに おどる
こぼれて つたわり あふれでてくるもの
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出演:
園田游
レンカ
垣内美希
日時:
8月12日(日)