Peter Brötzmannの音がとにかくでかい。ニルセンラブのドラムスに生音でも全く負けない音圧。そして朗々と朗々とブロウする。
テナーサックスと二種類のクラリネットを吹き分ける。
中でも通常のクラリネットでのグロートーン、そして(おそらく)メタルクラリネットの正統派的なクラリネットの音色をひたすら堪能。
クラリネットのトーンホールを塞いだりあけたりすることによる音色の変化が豊富だった。
Paal Nilssen-Loveのドラムスの音も速くてでかい。ドラムスの奏法も縦横無尽。
最後はスネアに穴が空いていた。
キリキリ、ずどんずどん、カタタタタカタタタt、ドッシャーン☆
壮絶かつ極めてアグレッシブな音楽。
年輪は新しさでもある。
そして僕も全く修行が足らないことを改めて思い知らされる。
良い意味での屈辱の中、六本松の夜は一件だけで我慢した。
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Peter Brötzmann / Paal Nilssen-Love 福岡演奏
Peter Brötzmann – saxophone , clarinet
Paal Nilssen-Love – drums
2017/04/20 Fukuoka New Combo