春琴抄 / 谷崎潤一郎 #diary #春琴抄 #谷崎潤一郎

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春琴抄 / 谷崎潤一郎

とある縁があり読み始める。
今の時代ではこの師弟関係は果たして受け入れられるのかな。
佐助が献身的に仕えていくその姿には欲望も不満も見えてこない。
お嬢さんでわがままな春琴は誇り高くまた自信過剰でもある。

三味線の奏でる音楽的描写。
三味線を教えるという行為から派生するいくつかの事象。
目が見えないということについて考える。
そして自ら目が見えなくなるように仕向けるということについて考える。

句読点がなくその文体に慣れるまで読むのは苦労したけど途中からこつをつかんだみたい。
全体的にあまりピンとくる感じではなく、読了できないかと思ったのですがいがいと最後までスムーズに読み終えました。

あ、これ、映画化もされてるのか。
なるほど。早速Amazonでレンタルして観ました。
静かに静かに。
美しい描写の反面、淡白な演技のように感じましたがそれは演出かもしれません。

監督 : 金田敬
映画公開 : 2008年
出演 : 斎藤工, 長澤奈央, 松田悟志, 沢木ルカ

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