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心温まる豊かな響きと音色
ほんのわずかにディレイがかかったサウンドがヴィオラのその音色に重なり、場の融合にプラスに働く瞬間。
静寂な場面と、盛り上がった場面(盛り上がっても僕のような炸裂はけっしてしない)でのサウンドのコントラストの豊潤さ。
CDJの竹永さんも共演している時とは違った抑制されたプレイでまさにこれがアンサンブル。
松岡涼子さんもひさしびりに堪能。音が盛り上がった時の動きが、何人もの舞踏家が同時に手先や足先や体幹で踊っているかのよう。
企画した長沢さんの縦横無尽かつこれも池田さんのように豊潤な響きと音色のコントラストが美しかった。
池田さんとは数回目の再会。前回は2016年のこの共演だったかな。
池田さんが東京でされている音楽活動はその周辺のミュージシャンのユニークさも重なって、そのあたりのお話や、東京と福岡の音楽の広がり方についてのお話や、思いの外、たくさんお話することができてよかった。次回はまた東京や福岡で再共演の機会つくれますように。
もっとたくさんの方に体感していただきたいライブであった。
とても心満たされた良い夜。
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池田陽子 Live in 福岡
2019年7月13日 (土)
at 箱崎水族館喫茶室
池田陽子 (violin, viola) from 東京
竹永省吾 (CDJ)
松岡涼子 (舞踏)
長沢哲 (drums)