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会場に入ると、目隠しをしていた。
「誰ですかー?」「中村です」
「案内」があるのでそれを読んで下さい、と言われた。
そりゃあそうだ。
怖すぎるでしょう。
ひとりごとをしゃべっているのかと思ったら、ひとりごとを録音していたものだった。
少しの会話があり、僕もひとりごとを録音した。
もしかしたら29日に再生されるのかもしれない。
同じ重量の造形物は彼女自身らしく、でもそれは毎日壊され毎日作りなおされるらしい。
雨漏りではもちろんなかったけれど、外は雨。
周期も音色も異なるあちらこちらの水滴。
足元が悪く、すべらないようにする注意力を要求する会場の中に
無造作(いや意図的?)に置かれた「美術」作品とが
ただただ単純に存在していた。
次はどんな展示・表現をするのだろう?
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6/27自分自身のライブの前に福大近くの三樹荘に出向いた。
6/26のIAF SHOP*で観たライブがボイスパフォーマンスで、6/27のこの展示の音声がひとりごとを収録したものであること、そしてその夜の自分自身のライブではポエトリーリーディング。
3つの言葉の表現が連なることがなんだか興味深かった。
そしてその3つの場を共有した人が2人もいた(2つ目は時間差こそあれど)
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ワタナベルリコテン atミキソウ
渡邊 瑠璃
会期:2015年6月15日(月)〜6月29日(月)12:00〜19:00
(水・木・日 休み)
場所:ART HUB 三樹荘