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Miles Davisのドキュメンタリー映画。
彼のほぼ生涯を概ね時系列で追いかけていく。
マイルスと縁のあった(縁のなかった)人物のインタビューでテンポよく進んでいく。
音楽の変遷の裏にある差別の問題、女性遍歴、酒、薬、他の音楽、そして健康状態。
映画では喜怒哀楽といった感情は極力抑えられ(たように感じた)、しかし、その出来事の裏に存在する喜怒哀楽が視聴者の想像に委ねられているようにも思えて、そこが自分の指向と一致していた。
創造を続けるには変わる事だ。
自分自身を肯定し続けるために過去の偉大な産物に固執しない立ち位置は現代社会においても多くの人に求められていることではなかろうか?
音楽好きはぜひ観て欲しい。
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2020/9/12
KBCシネマ1・2
映画『マイルス・デイヴィス クールの誕生』公式サイト