世界フリージャズ記(3)ジャズサキソフォン・カルテットの系譜(WSQとROVAを中心として)〜副島輝人著書連動企画

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世界フリージャズ記(副島輝人)連動企画

・本投稿はシリーズものの予定です。
・趣旨はこちら→http://www.nakamurayuji.com/archives/2143#i

(3)ジャズサキソフォン・カルテットの系譜(WSQとROVAを中心として)

書籍に書かれた内容、もしくは、感想 ☆書籍の内容と、僕の感想が入り乱れていますので悪しからずご了承下さい。

サキソフォンカルテットは今日では案外ポピュラーで、吹奏楽のコンテストでは多数のサキソフォン四重奏が出場するらしい。

1977年に2つのサキソフォンカルテットが誕生。
ニューヨークでは、WSQ(デヴィッド・マレイ、ジュリアス・ヘンフィル、オリバー・レイク、ハミエット・ブルーイット)、ウェストコーストでは、ROVA(ジョン・ラスキン、ラリー・オークス、アンドリュー・ヴォイト、ブルース・アクレイ)。
WSQ・・・個々のメンバーがすでに名の知られたプレーヤ、自己グループ、セッションにも名を連ねる。アフロ・アメリカンが築き上げてきた、ジャズの歴史総体への情念の深さが軸。過去から未来への糸を手繰る。World Saxophone Quartet – Wikipedia, the free encyclopedia
ROVA・・・ジャズをジャズっぽく演るのは嫌いだ。シュトクハウゼンやモータウンのブルースまでをルーツとする。個人活動は殆ど行わない。モダンダンスで幻想空間。rova:arts | Rova Saxophone Quartet | Home Page

最近、この2カルテットに続くカルテットの一つに日本韓国のFEE(梅津和時、片山広明、林栄一、カン・テーファン)が紹介されているけれど、1988年の話なのかな。僕は存在すら知らなかった。不勉強すみません。
※僕の知っている限り、フリージャズではないかもしれないけど、saxophobia(緑川英徳,竹内直,岡淳,井上”JUJU”博之)は今も活動しているようです。

最後にクラリネット五重奏団のことがかかれてるけど、サキソフォンより拡がりがなく、互いに響きあうこともなかったとのこと。なるほど。
確かに、ジャズでクラリネットアンサンブルってあんまり聴かない。ちょっと音源、気に留めてみよう。

音源紹介

ともに、ゲストが入った音源しか持っていないのですが、どちらも結構な頻度で、CDトレイに載っていた時期がありました。

WSQ

41IUpAYNl-L
マイルス・デイヴィスの曲集。冒頭から、リズムが身体を揺さぶってきてかっこいいです。ジャック・ディジョネットがドラムスとピアノで参加。他にも、アフリカンドラム、パーカッションのミュージシャンが複数参加していて、リズムとサックスアンサンブルが楽しめます。副島氏が記載している文章と1人だけメンバーが異なる(1995年にジュリアス・ヘンフィルが亡くなっているので)。
ブログには書いてないけど、2005年に書いていました。感想を!

「アフリカンなリズムの上で黒っぽいサックスが躍動 する。アフリカンなリズムに乗りサックス四重奏がフリーキー、アグレッシブかつ美しいアンサンブルを展開する。曲はマイルスゆかりのもの。バリトンや低音域 のクラが底辺をウネウネし、アルトやサクセロ、テナー、フルートが自由奔放に集団即興を演じ気分が高揚してくる。そしてアフリカンなパーカッション、ボイスにより神秘性が添えられる。BlueInGreenではピアノも奏でられ哀愁と美の極致を極める。そしてAllBlues、全員でお祭り騒ぎしてアフリカンな宴会は終りを告げる。しかしかっちょえーーーー。」

Hamiet Bluiett(bs,contra-alto-cla)
David Murray(ts,bcl)
Oliver Lake(as,fl)
John Purcell(saxello,a-fl)

Jack DeJohnette(drums,percussion)
Chief Bey(Ashiko African Drum)
Okyerema Asante(African Drums,per,kalimba)
Titos Sompa(African Drums,per,kalimba,voice)

1998年録音

ROVA

EL
John Coltraneの問題作アセンションをROVA中心に大編成のしかも超豪華メンバーで演奏しているなんというか壮絶とうか。相当とがってます。フレッド・フリス、イクエモリ、大友良英のお名前も。大友さんはギターではなくターンテーブル/エレクトロニクスでのクレジット。こちらも、副島氏が記載している文章とは1人だけ異なるメンバー。
2006年にブログを書いていました!→Electric Ascension(Rova/Orkestrova)

Composed By – John Coltrane

Electronics – Chris Brown (2)
Guitar – Nels Cline
Bass – Fred Frith
Drum Machine [Drum Machines], Sampler – Ikue Mori
Drums – Don Robinson*
Turntables, Electronics – Otomo Yoshihide

Violin, Effects – Carla Kihlstedt
Violin – Jenny Scheinman

Soprano Saxophone – Bruce Ackley
Alto Saxophone – Steve Adams
Tenor Saxophone – Larry Ochs
Baritone Saxophone – Jon Raskin

2003.2.8録音

Youtube紹介

WSQ


ジミ・ヘンドリックスの曲を演奏。ベースとドラムスも加わっているのでロックテーストと思いきや、後半の方で4人入り乱れての自由即興が繰り広げられています☆ジミヘンバージョンはこちら→The Jimi Hendrix Experience – Foxy Lady (Lyrics) – YouTube

ROVA


メンバーのLarry Ochsのオリジナルとのこと。サックスカルテットの魅力が伝わる動画です。ハーモニー、自由即興、ソロ、etc.。編成もソプラノ、アルト、テナー、バリトン。

音源と書籍へのリンク


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