BROZMANN/LEIGH DUO Japan Tour 2018 with 豊住芳三郎 #diary

  • スポンサーリンク

  • スポンサーリンク

この記事は公開から6年、最終更新日からも6年経過しています。内容が古くなっている可能性があります。

前回も書いたのだけど、Peter Brötzmannの冒頭の音の大きさ、鋭さ、スピード感にピクッと反応してしまう。
ものすごく、おおきい。
圧倒的におおきいなにかが存在している。
言葉ではとてもとても言い表すことのできない何かだ。

豊住さん、拝聴したのは、おそらく、2003年の横濱ジャズプロムナードでのMisja Mengelberg(2017年に亡くなっている)との共演以来。
その時はホールでの演奏ということもあったのだけど、感想を書き残していた。

伝説のメシャ(あのドルフィーのラストデートのピアニスト、その後、ICPオーケストラ等で独自の活動を続けて来た重鎮)と日本フリージャズシーンの生き証人豊住さんのライブ。予想に反して客席は満員。場所がお洒落な場所にあるからなのか、それとも潜在的にマニアがいるのか判らないが、非常に楽しみにしていたライブ。カチン、コギン、ミタン、ポロロン、どしゃどしゃ、シャカシャカ、ドーン。二人のコラボレートによって生み出される音世界はユニークかつ自由。ドラム/パーカッションやピアノから離れての演奏も奇怪なり。二人は寄り添いそして離れたり。調和と言う世界はあるようでない。そんな重厚なコミュニケーションライブであった。出来ればもう少し長く(あと1ステージくらい)聴きたかった。

いや、過去のことより昨日のことですね。それはもう、それはもう、大好きなドラムでした。
凄まじい音圧と、空間を切り開くようなフレーズ、なだれうつかのような怒涛の連打。
大きいタイム感と細かいリズムが、ゲストとしての参加が勿体無いくらい。

Heather Leigh、初見。
音の入りのタイミングが絶妙。
激しくもなく、ノイジーでもなく、メロディアスでもない、でも独特のタイム感がアクセント、スパイスとなって音楽をプログレッシブなものにしていた。
なお、風貌はよくわからない。

会場超満員。2階席からの観戦となったけど、案外見通しもよく、高さのある空間に切り裂く音を堪能できた。
いつも表現を共にしている友人たちも多く来ていた。
しかし、ブロッツマン77歳、豊住さんも75歳くらい?
こういう風に年齢を重ねることはできるのだろうか?


——-
BROZMANN/LEIGH DUO w/z guest Japan Tour 2018

Peter Brötzmann(sax,cl)
Heather Leigh(pedal steel)
Toyozumi Sabu/豊住芳三郎(ds)

2018/4/21 Fukuoka New Combo

  • スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA